奥山諒太郎が高校時代の演劇部員と共に設立した学生劇団。
人格=Personality(パーソナリティー)という言葉の語源はラテン語のpersona(ペルソナ)にあり、これは舞台役者がかぶる仮面のことを意味していた。そこから、役者が演じる「役割」をも意味していた。そして、役者が演じる役割から、それを演じる役者自身へ、さらに内在する個人の人柄へと発展したという。我々は、この『人格=役割』という構造に注目したい。戯曲を書き、演出を行い、演じる。これらのそれぞれの役割に人格が内在している。そして、舞台が客席と出会ったとき、作品は観客のそれぞれの中で様々な形で役割を果たし、そして最後には、作品は「人格」をもつのではないか。
私たちは、「人格」を持った作品を作りたいと思う。